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【虚無】高校時代の体育祭の思い出

 昨日はかぐや様は告らせたいの体育祭回が放送されたが、相変わらず原作を上回る最高のクオリティであった。

 しかし、途中から成長した石上と自分を重ね合わせてしまい、少々辛い気持ちになってしまった。

 

 私の学校にも体育祭があり、応援合戦にも非常に力を入れる風習があった。夏休み明けの体育祭に向けて休み中は基本的に毎日練習があったし、休み明けも夜まで練習があった。その上、闇連と呼ばれる謎の文化があり、近所の公園で夜遅くまで練習を強制された。地獄である。

 

 このように行事に力を入れる学校に通っていたのだが、私は応援団になるわけでもなければ、休み中の練習なんかは殆ど参加した記憶がない。闇連だけは参加していたが、それでも基本的にやる気が無かった。

 当時の私には受験勉強が全てだったので、行事に注力する意義を感じることが出来なかったのである。

 

 そのような姿勢で体育祭に臨んだため、実は殆ど記憶に残っていない。ぼんやりとあるのは、面倒だった記憶だけ。確か全8チーム中で連覇をした記憶があるが、全く嬉しいと思った記憶がない。

 また、練習をサボって誰かに怒られたような記憶もない。他人と衝突するのは面倒なので、ヘイトを集めないレベルには練習に参加をしていた。ただひたすらに、虚無であった。

 

 以上のような暗い体育祭だったが、もし応援団に所属をし、積極的に練習に参加をしていたら人生は変わったのだろうか。

 かぐや様の石上優というキャラクターは、体育祭を通して人間不信が治り、忘れられない思い出を作ることとなる。私も体育祭に本気になっていれば、一度しかない高校生活の思い出を華やかなものに出来たのだろうか。。。

 

 色々考えてしまうが、そもそも受験を優先させたことが間違っていたかなんて、誰にも分からない。第一志望校にも現役合格をしたし、結果的に見れば間違っていなかったような気もする。

 

 一度しかない高校生活を無駄にしたという後ろめたさも、今を楽しむ努力をしていれば特に感じることもない。あの時勉強を優先したからこそ大学や社会人になって面白い人間にたくさん出会えたし、浪人しなかったことで20代の期間を有効活用できでいる。

 

 当時の自分が正しかったことを証明するためには、今を楽しむ努力をすることしか方法がないのである。

 

シリィ