SiRi BLOG

世界一周に向けた準備をしています。

とうとう26歳になってしまった男

 先日、26歳の誕生日を迎えた。26歳というと本格的に20代後半に差し掛かるタイミングであり、高校生ぐらいの時はバリバリの大人だと考えていた年齢だ。そのため、何とも微妙な感情である。

 

 ところで、バックパッカーのバイブルである『深夜特急』の中では、26歳が旅の適齢期と記されていた。この本を初めて読んだ21歳時点ではよく分からなかったが、26歳になった今ではその意味がよく理解できる。

 

 本の中では、26歳は人生の自由が利くぎりぎりの年齢であり、その上で判断力や世間知が十分に身についている年齢だと述べられていた。21歳時点からこの5年間で身についたものを思うと、その内容も納得である。そのことは若かった頃の旅を思い出すと、ひしひしと痛感する。

 

 深夜特急に感化された22歳の私は、香港とマカオに旅に出ていた。しかし、この時の旅は全然ダメだった。

 当時の私は経験不足、資金の不足から、旅を全力で楽しむことが出来なかった。旅のスキルが無く道にも迷うし、香港の醍醐味であるショッピングもしなかった。マカオでは怖気付いてカジノでもほとんど遊ばないし、サウナにも行かなかった。

f:id:silly1131:20210712201348j:plain
f:id:silly1131:20210712201351j:plain
2017年の香港

 もし今香港に行けるのであれば、当時の数倍は楽しめる自信がある。旅慣れしていることからフレキシブルな旅を楽しめるだろうし、観光地をただ巡るだけでない様々な経験をするだろう。また、資金もある程度はあるため、より幅広い楽しみ方が出来るだろう。

 何より、社会に出たことである程度余裕が生まれ、海外で発生する様々なイベントにもリアクションが可能になっていることが大きいだろう。仕事や恋愛、様々な趣味を経験したことで、しっかりと目の前の出来事を咀嚼して楽しむことが出来るはずだ。

 就職前の22歳当時ではそのような経験をしていなかったため、ただただ目の前の出来事に忙殺されるだけだった。就職後に行った旅はどれも充実していたこともあり、旅をする上ではある程度の余裕が必要なのは間違いないだろう。

 

 また、就職後に中洲で童貞を卒業した経験を経て、セックスが御伽噺から現実に変わった。当時は萎縮をして行かなかったサウナにも、今なら胸を張って挑戦できるだろう。

(サウナに行かなかった後悔が半端じゃない男。今では別の意味で行けないが...)

 

 一方で、26歳はある種のタイムリミットでもある。この年齢であればレールを外れてもリターンは効くが、30代になると中々取り返すことが難しいと聞く。

 また、もし結婚を考えているのであれば尚更だろう。私も彼女との暮らしと旅をいかにして両立するか常に考えているが、30代を過ぎると中々難しくなってくる。

 

 26歳というのは人生で与えられた最後の自由時間の入り口と言えるだろう。コロナウイルスにより旅は難しいが、色々と挑戦をする一年にしていきたいと思う。

 また、社会人も4年目となると若干のマンネリ化があるため、色々と動きのある一年になることを期待する。

 

 ひとまず、コロナ明けの一発目の海外旅行は香港とマカオのリベンジで決まりだろう。

 

f:id:silly1131:20210712210815j:plain

 

以上。

 

シリィ