SiRi BLOG

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【トラウマ】体育を違法にしろ!

今日は嫌な夢を見た。

体育の時間の夢である。

 私はとにかく運動ができない。スポーツテストの結果は学年でワースト5に入っていた記憶があるし、逆上がりやマット運動、縄跳びすらもろくに出来ない。当然運動は大嫌いだったし、放課後はゲームばかりしていた。

 そんな人間にとって、体育の時間は地獄そのものである。小学生、中学生の男子にとっては、運動能力が高い者こそが正義であったし、逆に言えば運動が出来ない奴に人権は無かった。ドッヂボールではチームからハブられていたし、運動会のリレーでは女子の枠で走らされてクラスメイトから嘲笑をされた。こんないじめの温床となるような授業を、何故必修にするのか。マラソンで学年全体から応援をされながらビリでゴールした瞬間のこと、野球でキャッチボールすらできずにキャッチャーをやらされたこと、組体操で倒立が出来ずに説教をされたこと、全て覚えているし、社会人になった今でもトラウマである。

 思えば、私に上から目線で接してくる奴は大抵運動が出来る奴であった。運動という一点で明らかに優れているのだから、承認欲求の激しい子供にとっては当然の行為だろう。体育の授業は子供を傲慢に、そして凶暴に成長させるのだ。

 一方で、目的をもって自発的になされる部活動については、社会にプラスを生み出していると考えている。運動が出来ることにより凶暴化した人間を収容し、矯正する機関として機能しているからだ。私もバレーボール部に所属をしていたのだが、人格を矯正するには最適の機関であったと強く思う。(下手すぎて部内を幾度も無くヒリつかせたが、周囲の人間に恵まれていた。)

 甲子園の中止が騒がれているが、暴徒化した野球部員により、我々運動オンチの陰キャラが体育の時間にいじめられないことを切に願う。

 

シリィ