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【お気持ち表明】ネット上での誹謗中傷やヘイトスピーチについて

 最近突如として盛り上がりを見せている、ネット上での特定の個人に対する誹謗中傷に関する論議。これについて、各位はどのように考えているだろうか。

 

 

 結論から言うと、私は個人に対して誹謗中傷をすることは反対である。場合によっては、規制をしても良いとすらも思っている。

 

 そのように考える根拠としては、個人に対する誹謗中傷という行為が「多様性を阻害する多様性」にあたるからだ。

 

 誹謗中傷やヘイトスピーチを行うことも多様性の一部だ、という意見も当然存在するだろう。例えば、中国という国では「金盾」という、ネット上における言論統制が行われている。これは国家に対する誹謗中傷を禁止するための側面を持っているが、確かにこの政策は思想における多様性の妨げになっているだろう。

 しかし、誹謗中傷の向け先が国家ではなく、特定の個人や人種に移った場合はどうだろうか。例えば、運動ができない者に対する悪口を想像してもらいたい。そこに多様性は存在するのであろうか。当然、あるのは運動音痴という個人の特徴に対する否定のみであろう。誹謗中傷という多様性を許容したことが、結果的に社会から多様性を排除することに繋がってしまったのである。

 

 確かに、政府や社会に対する批判を規制することは、多様な意見を持つことへの言論統制に繋がるリスクを孕んでいる。しかしながら、特定の個人に対する誹謗中傷やヘイトスピーチの規制は、むしろ多様な価値観を持つことを促進する行為なのだ。

 

 

 私は、ネットとはどこまでも自由な空間であるべきだと考えている。ネットはこれまで意見の届かなかった人や場所へのアクセスを可能にし、人々の多様な考えに触れるきっかけを創出した。

 ネットが社会に与える影響は計り知れないが、一個人としてもこの自由なネットの空気を気に入っている。Twitter上で見る理解不能な内容の投稿や、現実で口にしたら糾弾されるような内容の投稿を見るのが、結構好きなのである。

 誰もが自由な意見を発信することの出来るよう、個人を否定するようなことは極力避けたい。そして、今日も優しい投稿をすることで、一緒にネットの自由を守っていこう。

 

シリィ