【ロシア旅#8】観光客の強い味方!スタローバヤの注文方法について
モスクワで外食をするなら、スタローバヤという大衆食堂がオススメである。ロシア料理は食べたいが、お金も節約したいという人。また、現地人に交じってローカル感を味わいたいという人にオススメである。
◆旅のスケジュール
8/9 成田→ウラジオストク(ウラジオストク泊)
8/10 ウラジオストク観光→シベリア鉄道乗車
8/10~8/13 シベリア鉄道(鉄道泊)
8/13 シベリア鉄道下車→イルクーツク観光。(イルクーツク泊)
8/14 イルクーツク、バイカル湖観光(イルクーツク泊)
8/15 イルクーツク→モスクワ(モスクワ泊)
8/16~8/17 モスクワ観光(モスクワ泊)←今回の記事
8/18 帰着
◆前回の記事
グム百貨店のスタローバヤについて
スタローバヤは町中に点在しているが、観光客にとって最も利用しやすい場所はグム百貨店の中にあるスタローバヤである。グム百貨店とは、赤の広場に面しているショッピングモールのような場所である。
ショッピングをする目的のみでなく、カフェで休んだりお土産を買うために訪問を行うのもオススメだ。モスクワ中心地に位置しているため、あらゆる場面で利用価値のある施設である。ちなみに、トイレは有料である。
スタローバヤの注文方法
スタローバヤの注文は非常に簡単である。ロシア語も英語もいらない。ただ、食べたい料理に指をさすだけで注文が可能である。
初めにトレーとお皿を取り、好きな料理を指さして目の前のお姉さんに盛り付けてもらう。全ての食べ物を見終えたら、最後にレジでお会計をして席に向かう。
価格については、全て食べ物と一緒に明記されている。日本人にはややこしいチップも不要であるため、観光客にとっても非常に利用しやすい。
選べるメニューは多種多様で、ロシア料理を中心に好きなだけ選び放題である。主食、前菜、スープなど種類別に分かれているが、当然主食のみを選んでも良い。
私はこの旅何度目か分からないビーフストロガノフに、キエフ風カツレツとケーキをトッピングした。旅行終盤で弱っている胃には十分すぎるボリュームであり、一日分の食事をここで済ますことが可能だ。(値段は忘れたが、500円~1000円の間だったと思う。)
まとめ
スタローバヤはロシア料理を気軽に食べられる場として、非常にオススメの場所である。今回紹介したグム百貨店のスタローバヤは、その立地からも特に観光客向けの場所である。よりローカルの空気を味わいたいのであれば、他のスタローバヤにもぜひ挑戦をしていただきたい。
ちなみに、ロシアのビーフストロガノフは本当に美味しい。クリーミーだし、塩加減が絶妙である。私はこの旅行中に4回ぐらいは食べたが、全く飽きることがなかった。是非ロシアに旅行をした際には、一度は食べてもらいたい。
シリィ
【注意喚起】ストレス性胃腸炎を患った男の末路
昨年から、ストレス性胃腸炎が悪化した。
これがなかなか厄介で、多くの行動が制限されるようになったので注意喚起の意を込めて共有をしたい。
ストレス性胃腸炎により出来なくなったこと
まずストレス性胃腸炎とは何かと言うと、ストレスがかかった際に胸が痛くなったり吐き気がするという、邪神ちゃんも発症しているあの病気である。
ストレス性胃腸炎のせいで、以下の行動を行う際に注意が必要になった。
① 外食
② 寝不足状態や食後における電車やバスへの乗車
③ ライブ会場や映画館など密閉空間での長期滞在
④ 飲酒
⑤ オフィスでの仕事や打ち合わせ
以上の行動には共通性があって、いずれも「吐いたら終わる」環境である点である。パニック障害と似たような症状をイメージしてもらえると良い。
特に厄介なのは、②の公共交通機関を利用する際の症状だ。特に帰りの電車でよく症状を発症するのだが、これが本当に辛い。私の利用する西武新宿線急行は1駅間が長い関係で、途中で下車することが出来ないためだ。大抵上石神井ぐらいで耐えきれなくなりトイレに駆け込むか、ベンチで休んで帰ることになる。
③についても死活問題である。なぜなら、私の生きがいであるライブイベントにも普通に参加することが出来なくなったためだ。イベントは始まったらなかなか外に出ることが出来ないため、精神的に追い詰められて気分が悪くなる。昨年の11月にあったANIMAX横浜などは、体調が悪すぎて途中で帰宅したほどだ。
ストレス性胃腸炎の克服方法
しかしながら、最近はこの地獄から解放されつつある。本日も家系ラーメンで油を少なめにせずに食し、全く気分を悪くすることなく電車に乗って帰宅をすることができた。慢性的だった胸に走る鋭い痛みも、最近は殆どなくなった。
原因は明らかで、それは仕事がテレワークになったためである。病院に行って薬をもらっても、吐き気に備えてエチケット袋やガムを常備したりしても治らなかったあの症状が、仕事に行かなくなった瞬間にピタリとやんだのだ。
私は他人と同じ空間にいることに対し過度なストレスを感じる性格なのだが、そういった人間がオフィスで仕事をすることは非常に相性が悪い。満員電車に1時間以上揺られ出社し、周囲の目線や電話に怯えながら業務をこなす。社会人生活2年目に入り、そうした生活に肉体が耐えられなくなっていたらしい。
まとめ
ストレス性胃腸炎において、無理という行為は禁物である。ストレスだと感じる行為はもちろん、食生活にも注意を払いたい。昨年まではほぼ毎日ラーメンを食べていたが、気分が悪くなり帰宅が困難になったことは数えられる回数ではないほどある。
(これがストレス性胃炎になった原因という説もあるが、ラーメンが健康に悪いということはないと信じたいため認めていない。)
一度なってしまうと中々克服が出来ないため、まずいと感じたら無理をせず仕事を休もう。また、病院に行くこともある程度有効である。医者に診てもらうだけで良くなった気分になるし、何より「薬を飲んでいるから吐くことはないだろう」というメンタルになる。
最後となるが…やはり労働は体に良くない。そのことを身を持って証明できただけでも、ストレス性胃腸炎発症の意義があったかもしれない。
シリィ
【ロシア旅#7】クレムリンの観光と入場チケットの購入方法について
今回の記事では、モスクワ観光のハイライトとでも言うべきクレムリンについて紹介する。入場チケットの買い方に少し注意が必要なので、チケットの購入方法についても細かく説明を行いたい。
◆旅のスケジュール
8/9 成田→ウラジオストク(ウラジオストク泊)
8/10 ウラジオストク観光→シベリア鉄道乗車
8/10~8/13 シベリア鉄道(鉄道泊)
8/13 シベリア鉄道下車→イルクーツク観光。(イルクーツク泊)
8/14 イルクーツク、バイカル湖観光(イルクーツク泊)
8/15 イルクーツク→モスクワ(モスクワ泊)
8/16~8/17 モスクワ観光(モスクワ泊)←今回の記事
8/18 帰着
◆前回の記事
入場チケットの買い方について
クレムリンはモスクワを訪れた観光客であれば、まず間違いなく訪問をする鉄板の観光スポットとなっている。中国人観光客を中心に、世界各国から想像を絶する数の人が訪れていた。
クレムリンの入場チケットは複数種類存在する。クレムリン内部と一部の教会にのみ入ることが可能な一般入場券、武器庫・ダイヤモンド庫への入場券、イヴァン大帝の鐘楼への入場券の3つが主なチケットとなる。その他、チケット購入窓口でオーディオガイドの貸し出しも行っていた。
チケット購入の際に注意するポイントとしては、以下の3点となる。
① クレムリンへの入場は整理券制のため、チケット購入後に待ち時間が発生する点。
② 武器庫・ダイヤモンド庫の入場券購入窓口のみ、別の窓口となっている点。
③ 1日に入場可能な人数が定められており、定員に達した段階でその日のチケットを購入することが出来なくなる点。
①
クレムリンへの入場は、チケット購入後に渡される整理券に記載された時間に行うこととなる。訪問客が非常に多いため、私の場合はチケット購入後に数時間以上待たされた。
観光のスケジュールを組む際には、上記の内容も考慮した上で組む必要がある。幸い、赤の広場やグム百貨店などの見どころが近辺に密集しているため、時間を潰すことに困ることはない。
②
武器庫・ダイヤモンド庫への入場券購入窓口は、一般入場券やその他の入場券とは別の窓口での販売となる。そのため、列に並ぶ際には注意をする必要がある。
私の時も同様であったが、武器庫の入場券購入列が非常に長くなる傾向がある。一方、入場券のみの購入窓口であれば、1時間もせずにチケットを購入することが可能だ。建物の外まで続いている列は武器庫、建物の中で行列が完結している列が入場券の購入列と思えば良いだろう。
また、チケット購入が可能な機械も置いてあるが、私の訪問時には使用することが出来なかった。
③
入場券には定員が設けられており、規定人数に達するとその日の入場チケット販売が終了してしまう。そのため、クレムリンを訪問するつもりであれば、少なくとも午前中にチケットの購入は済ませる必要が出てくる。
また、武器庫やイヴァン鐘楼への入場券は特に早く完売してしまう。私は9時頃から並び始めたが、どちらのチケットも入手することが出来なかった。
ちなみに、オンラインでのチケット購入も可能なため、この記事を読んだ諸君には事前購入を推奨したい。楽観視しすぎて痛い目にあった私の経験を是非活かして欲しい。
クレムリン観光のハイライト
数時間の格闘の末、一般入場チケットのみは購入することができた。写真撮影不可の場所が多かったが、見どころをピックアップして紹介したい。(教会内部の装飾はどこも素晴らしい。写真撮影ができないので、是非自分の目で確かめて欲しい。)
クレムリンの中には、ロシア正教の教会が複数存在している。訪問できる教会の数に限りがあった記憶があるので、訪問は計画的に行おう。
各教会ともに、入場にはそれなりの時間がかかる。コミケで行列には慣れている私も、流石にこの日は疲れた。
クレムリン宮殿は、各国からの来賓にも使用される。この建物は、他の建物と比較して異質な雰囲気を放っている。(入場不可)
まとめ:チケットを購入する際は朝から並ぼう!
クレムリンはモスクワ一番の観光スポットであるため、入場チケットの購入にはそれなりの時間を要することを覚悟しよう。また、入場者数にも限りがあるため、少なくとも開場時間の9:30より前の時間に並んでおきたい。(オンラインで購入が可能であればそれに越したことはないが。)
しかし、クレムリンには行列に見合った歴史的価値がある。教会内部のきらびやかな装飾については、是非とも自分の目で確認をして欲しいと思う。今後の人生でモスクワに再訪する機会があるかは不明だが、その際には今回訪問することが出来なかった武器庫にも訪問をしたい。
シリィ
【神回】プリンセスコネクト!Re:Dive 第9話 ~磯の香りはテンタクル~の感想とキャルちゃんまとめ
「プリンセスコネクト!Re:Dive 第9話 ~磯の香りはテンタクル~」は見るものすべてを圧倒する、水着回のお手本とも言うべき神回であった。
以前の記事でも紹介したように、各キャラクターへの焦点の当て方が絶妙であり、どのキャラクターにも等しく最高の見せ場が用意されている。
また、キャラクターの表情描写がとにかく細かく、どのキャラクターも終始生き生きとしていた。9話に限らず、キャラクター達が常に生き生きと動き回っている点についても、本作品がオタクを引き付けている大きな要因であろう。
というわけで、今回キャルちゃんが可愛かったところを紹介する。私はキャルちゃんが大好きなのである。
◆キャルちゃんの好きなところまとめ
①
「ぺコリーヌみたいじゃない…」←開始数分にして神回を確信した。
②
ぺコリーヌ「キャルちゃんみーっけ!」←あああああああああ!!!!!!(萌死)
キャル「こっちみんなー!ぶっころすぞー!」←これ好きすぎて心臓が止まりかける。
このあたりで本当に過呼吸になりかけたため、身の危険を感じて一度視聴をやめている。萌えに耐性のない人は、視聴時には注意が必要である。
③
キャル「足届かないところに連れてくなー!!!」←距離近のぺコリーヌもキャルと同じぐらい好きだ。
④
キャル「かっちーん!」
キャル「あっったまきたー!」
可愛すぎるだろうが。
⑤
アニメを見て、キャルちゃんが優秀なキャラクターであることを知った。
◆所感
第8話の「リトルでリリカルなお子様ランチ~田園風玉子焼きセット~」も、昨日まで毎日一回ずつ視聴をしていたが、9話についても同じように来週まで毎日視聴を続けるだろう。あと数回でこのアニメを見れなくなってしまうということを意識すると泣きそうになるが、来週以降も一回一回を大切にしていきたい。
9話を見て確信をしたことが一つあるのだが、このアニメは我々の求めているものをよく理解している。初めは「男キャラ出るのかよ」と批判的な目線で見始めたが、騎士君は意図的に視聴者が男と認識しないように演出がされているし、ぺコリーヌとキャルをはじめ、多くの女の子同士の掛け合いを見ることが出来る。アニメに男は不要なのである。
また、プリコネアニメが「この素晴らしい世界に祝福を(このすば)」に似ているという意見をよく目にするが、最近になり同意をすることが難しくなってきた。もちろん、第5話の展開や第6話のキャルちゃんが釣りをするシーンなどは意図的にこのすばを意識しているが、このアニメの本質は女の子同士の友情にあると私は考えている。
今回9話のとあるシーンでも伏線が張られたが、ぺコリーヌとキャルの間の友情が今後の物語のカギを握ることは間違いないだろう。また、直近の第7話や第8話についても、女の子同士の掛け合いを見せる内容であった。このすばの演出はどちらかと言うとコメディの要素が大きいため、雰囲気が似ていても内容としては若干異なるものとなる。
上記の内容から、プリコネのアニメはこのすばの演出に日常系アニメの要素を盛り込んだ内容だと私は認識している。美味しいところ取りのヤバいアニメ、神アニメなのである。
シリィ
【ロシア旅#6】モスクワの街並みが想像をはるかに超えて良かった
今回の記事では、モスクワの街を歩いた際の風景を紹介していく。
◆旅のスケジュール
8/9 成田→ウラジオストク(ウラジオストク泊)
8/10 ウラジオストク観光→シベリア鉄道乗車
8/10~8/13 シベリア鉄道(鉄道泊)
8/13 シベリア鉄道下車→イルクーツク観光。(イルクーツク泊)
8/14 イルクーツク、バイカル湖観光(イルクーツク泊)
8/15 イルクーツク→モスクワ(モスクワ泊)
8/16~8/17 モスクワ観光(モスクワ泊)←今回の記事
8/18 帰着
◆前回の記事
モスクワ中心地の街並みについて
モスクワという街は本当に美しい街である。中心地にはきれいで華やかな建物で溢れており、共産圏特有の薄暗さはない。
言葉で説明しても伝わりにくいため、赤の広場を中心とした、モスクワ中心地の様子を写真で紹介したい。
所感
今回訪問をするまで、モスクワという街に対するイメージはあまり良いものではなかった。薄暗くて治安が悪く、ゴミもたくさん落ちている…そんなイメージである。
しかしながら、実際に訪問をしてみるとそのイメージは180度変わった。華やかな建物と整然とした街並みがそこには広がっており、これまで訪問をしたヨーロッパの都市と比較してもヨーロッパらしいと感じた。
少し郊外に行くと共産圏特有の国営団地も広がっているが、あくまで都市としてはヨーロッパの文化をベースに作られている印象を受けた。(本当は郊外も訪問し、さらにソ連時代との二重性を見物したかったのだが。)
また、モスクワの治安は決して悪くはない。地下鉄の駅などはスリの気配を感じたが、街を歩いていて危険な空気を察知した瞬間は一度たりともない。中心地にはゴミも落ちていないし、落書きもない。非常に快適な都市である。
モスクワはヨーロッパ調の街並みが好きな人にとっては、是非オススメしたい旅行先だ。建築物のみでなく、美術館や博物館、ショッピングやカフェ巡りなども楽しく、最低でも1週間は必要だと思った。
次回の記事からは、具体的なモスクワの観光スポットや便利情報を共有していきたい。
P.S.
思わず買ってしまったCCCPキャップであるが、日本では使用する機会がない。遊ぶときにこれをかぶってきても良いという人がいたら、事前に教えて欲しい。
シリィ
【お気持ち表明】ネット上での誹謗中傷やヘイトスピーチについて
最近突如として盛り上がりを見せている、ネット上での特定の個人に対する誹謗中傷に関する論議。これについて、各位はどのように考えているだろうか。
結論から言うと、私は個人に対して誹謗中傷をすることは反対である。場合によっては、規制をしても良いとすらも思っている。
そのように考える根拠としては、個人に対する誹謗中傷という行為が「多様性を阻害する多様性」にあたるからだ。
誹謗中傷やヘイトスピーチを行うことも多様性の一部だ、という意見も当然存在するだろう。例えば、中国という国では「金盾」という、ネット上における言論統制が行われている。これは国家に対する誹謗中傷を禁止するための側面を持っているが、確かにこの政策は思想における多様性の妨げになっているだろう。
しかし、誹謗中傷の向け先が国家ではなく、特定の個人や人種に移った場合はどうだろうか。例えば、運動ができない者に対する悪口を想像してもらいたい。そこに多様性は存在するのであろうか。当然、あるのは運動音痴という個人の特徴に対する否定のみであろう。誹謗中傷という多様性を許容したことが、結果的に社会から多様性を排除することに繋がってしまったのである。
確かに、政府や社会に対する批判を規制することは、多様な意見を持つことへの言論統制に繋がるリスクを孕んでいる。しかしながら、特定の個人に対する誹謗中傷やヘイトスピーチの規制は、むしろ多様な価値観を持つことを促進する行為なのだ。
私は、ネットとはどこまでも自由な空間であるべきだと考えている。ネットはこれまで意見の届かなかった人や場所へのアクセスを可能にし、人々の多様な考えに触れるきっかけを創出した。
ネットが社会に与える影響は計り知れないが、一個人としてもこの自由なネットの空気を気に入っている。Twitter上で見る理解不能な内容の投稿や、現実で口にしたら糾弾されるような内容の投稿を見るのが、結構好きなのである。
誰もが自由な意見を発信することの出来るよう、個人を否定するようなことは極力避けたい。そして、今日も優しい投稿をすることで、一緒にネットの自由を守っていこう。
シリィ
【ロシア旅#5】イルクーツクからモスクワへの移動について
シベリア鉄道の乗車が旅の主な目的であったが、せっかく面倒なビザも取得をしていたので、首都のモスクワもついでに観光をすることにした。
今回の記事では、イルクーツクからモスクワへ飛行機で移動をした際の感想を述べていきたい。
◆旅のスケジュール
8/9 成田→ウラジオストク(ウラジオストク泊)
8/10 ウラジオストク観光→シベリア鉄道乗車
8/10~8/13 シベリア鉄道(鉄道泊)
8/13 シベリア鉄道下車→イルクーツク観光。(イルクーツク泊)
8/14 イルクーツク、バイカル湖観光(イルクーツク泊)
8/15 イルクーツク→モスクワ(モスクワ泊) 今回の記事
8/16~8/17 モスクワ観光(モスクワ泊)
8/18 帰着
◆前回の記事
イルクーツク空港の雰囲気について
イルクーツクからモスクワへの移動には、飛行機を利用した。時間が確保できればイルクーツクからもシベリア鉄道で向かいたかったのだが、サラリーマンの宿命のため断念。
空港はイルクーツクの中心地からタクシーで10分程度。ホテルで呼んでもらえば交渉も不要のため、便利である。
この日は早朝に出発をしたのだが、8月の時点で既に息が白くなっていた。
空港の中に入ると、想像以上の大混雑であった。確認をしてみると、既に出発しているはずの便が大幅に遅れていたことが原因であった。座る場所もなく疲れたが、シベリア鉄道で培った退屈な時間を楽しく過ごす能力を駆使して、時間を潰した。
イルクーツク空港の雰囲気は、いかにも旧共産主義国のイメージを反映した雰囲気であった。全体的に薄暗く、どんよりとした空気に包まれている。人の態度が横柄といったことは感じなかったが、どこか独特な雰囲気であった。
余談だが、空港はその地域の特徴を如実に反映した空間であると考えている。
例えば、UAEのドバイ国際空港は、その急激な発展を顕著に表していた。一方、バングラデシュのダッカ空港は、搭乗口を降りた時点からカオスな旅の幕開けを感じさせてくれた。
海外に限らず日本国内においても同様であるため、空港に行った際はその場所特有の空気感を味わってもらいたい。
今回使用したのはイルクーツク空港の国内線ターミナルであるが、利用客の大半は現地のロシア人と中国人観光客であった。大きな声もあいまって、中国人観光客が特に存在感を放っていた。
イルクーツクからモスクワへの飛行機に乗った感想
長い待ち時間と中国人観光客による喧噪に耐え、ようやく飛行機への搭乗時間がやってきた。
イルクーツクからモスクワへのフライト時間は、概ね6時間程度だったと記憶している。国内線においても移動に6時間も必要となるロシアの広大さに、非常に感動をした。
飛行機の中の雰囲気であるが、こちらも空港に増して異様な空気であった。とにかくやかましいのである。
席を立たないと死んでしまうのかと思うほど機内を動き回り、機内食が出てきた際にも食べ終わった食器の回収を多くの人が待てないでいた。中国人だけかと思えばロシア人たちも似たような様子で、互いにせっかちな国民性を見て取ることができた。
しかしながら、私は国民性という色眼鏡があまり好きではない。どこの国にも、少数派の例外は存在するためである。内気で礼儀正しいと思われている日本人にも例外はいるだろうし、仲の良かったブラジル人は、イメージに反してサンバなど騒がしい場所が嫌いな陰キャラであった。
国民性という言葉は確かに便利であるが、あまりとらわれすぎると、相手の表面的な部分にしか目がいかなくなる。外国人というだけでどこか別世界の住民と捉える人も多いと思うが、どこに住んでいても結局は同じ人間なのである。
自分の抱いている価値観を押し付けることをやめ、本当の意味で相手という存在と向き合えるように今後も気を付けていきたい。
まとめ
モスクワに行った際にも実感をすることになるが、ロシアという国は中国人に非常に人気な観光スポットである。私の利用した飛行機に乗っていた乗客は、7割方が中国人であった。
中国人はビザの取得も必要なのだが、なぜここまで人気なのだろうか。私は一番の要因として、中国人にとってあらゆる面でロシアが身近な国だからだと推測している。
立地のみでなく、国際的な関係性も良好で近しい関係にある。また、どちらの国も社会主義にそのルーツを持っている。そのため、googleなどのネット機能に制限がかけられていたりと、雰囲気的にも似通った部分が多い。
一方で、日本人の観光客をウラジオストク以外で見かけることは殆どなかった。特に、イルクーツクとバイカル湖では本当に一組も日本人を見た記憶がない。
ビザ取得の煩雑さや情報の少なさも理由になると思うが、それよりも日本ではロシアが旅行先の選択肢として一般的ではないことが要因だと推測している。
「ロシアに旅行に行く人=変わったことをする奴」というイメージすらあるらしく、私も会社でロシア旅行の報告をした際には、ロシアに行こうと思った理由を聞かれたものである。
これには、ソ連時代のロシアに対するネガティブなイメージが払拭できていない点に加え、旅行会社による大々的な宣伝が行われていないことが要因にあると考えている。最近メジャーな観光先となったウズベキスタンを例に取ってみても分かるが、この国がメジャーになったきっかけも、ビザの解禁と同時に旅行会社各社が宣伝を始めたことであった。
ロシアという国においても、今後ビザの発給条件が緩くなる可能性は大いにあると推測する。もしビザが解禁されれば、ウズベキスタンという国と同じように、ロシアが多くの日本人に注目される可能性も高いだろう。
旅先に日本人がいると「非日常」を崩される気がする私にとっては、良いタイミングでロシアを訪問することが出来たと考えている。まだまだ旅人にとってもフロンティアな部分も多いロシアに、読者諸君も興味を持ってもらえれば幸いだ。
シリィ